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October 26, 2004

短評。 「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」(DVD)

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ヒロイック・デュオ 英雄捜査線 (雙雄)
2003年 中国(香港)
監督:ベニー・チャン
日本公開:2004/06/19 DVD:2004/10/22

総合評価 4.0点/10点満点 (「敵か見方か、命がけの心理戦。」という程の迫力はなかった)

●設定(1.0/2.0)
単純な刑事アクションの領域に安住せず、サイコサスペンスやラブストーリーとのハイブリッドを志向するのは良い。しかし、洗脳やサイキックといった題材と比較すると催眠術というのは小ぶりな感は否めない。「心理学の権威」という役柄を軸にクールに攻めるか、松岡圭祐並みのハッタリで勝負するかがないと辛い。

●物語(0.5/2.0)
リー刑事の抱えるトラウマや、その好敵手であるライと妻との関係(および過去の事件)が中途半端にしか描かれていないので、終盤の二人の主人公の行動に共鳴できなかった。催眠術の師・アウと弟子・ライの対決も消化不良に終わっているし、ライの末路を含めて何が物語の核心なのかを、私は見失ってしまった。

●俳優(1.0/2.0)
イーキン・チェンがいつになく精悍で好感を持てる。レオン・ライには、善か悪か判断のつかない不気味さがもう少し欲しかった(この脚本では仕方ないが)。カリーナ・ラムは水野美紀っぽい役回りで、まあまあ健闘か。中国新四大女優の一人、シュー・ジンレイは終始やつれ顔の役で、もったいない使い方かと。

●演出(1.0/2.0)
満足度は同じベニー・チャン監督の「ジェネックス・コップ」と似たり寄ったり。刑事アクションとしては堂に入ったもので、広角を多用したロケ撮影のチェイスシーンなどは痛快だ。ただ、ほかの要素はあまりに手際が悪い。冒頭「心の迷宮」を思わせるはっとさせるショットもあったのだが、あとが続かなかった。

●技術(0.5/2.0)
特記事項はない。オープニングのCGが「ファイト・クラブ」のそれを安く仕上げた感じで、「心理戦」の開始を期待させるものではあったのだが…。「ジェネックス・コップ」でも終盤に爆発シーンがあったように記憶するが、本作でも派手にやっている。ただ、蛇足のエフェクトだと思わせちゃうところがあるのが何とも。

(鑑賞:04/10/24 鑑賞動機:パッケージ解説から)

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