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October 30, 2004

雑誌カラ収穫。 「TVBros.“ハウルの城、動く。”」

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 表紙に使用されているカットは、DVDビデオぴあ 最新号と同じだ(10月21日付のブログ参照)。TVBros. 2004年10月30日号(10/30-11/12)で4ページが割かれている「ハウルの城、動く。」の中、「ミルクマン斉藤&プチグラ伊藤の試写室に火をつけろ! スペシャル」では、のっけから厳しい評が飛ぶ──

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October 28, 2004

記シトキマス。 書籍「DIGITAL ANIME ARTWORK」

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 商業作品を素材にしたCG教本というのは貴重ではないかと思う。特にこの「DIGITAL ANIME ARTWORK」は、ツールがバージョンアップすると寿命が尽きてしまうチュートリアル本とは違い、ワークフローや現場事情の解説に力点を置いた賢いつくりになっている。作品(クリエーター)の選択もバランスが良く、商業用なので当然、画面ショットにも説得力がある。

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October 27, 2004

記シトキマス。 RBB TODAY「東京コンテンツマーケット2004」

 Yahoo!ニュース上(10月26日更新)からたどったのだが、RBB TODAY(ブロードバンド情報サイト)のレポート・イベント枠に、10月18日・19日開催「東京コンテンツマーケット2004」の詳報が載っている(シンポジウムなど毎に掲載)。

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October 26, 2004

短評。 「ヒロイック・デュオ 英雄捜査線」(DVD)

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ヒロイック・デュオ 英雄捜査線 (雙雄)
2003年 中国(香港)
監督:ベニー・チャン
日本公開:2004/06/19 DVD:2004/10/22

総合評価 4.0点/10点満点 (「敵か見方か、命がけの心理戦。」という程の迫力はなかった)

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October 24, 2004

短評。 「ツインズ・エフェクト」(DVD)

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ツインズ・エフェクト THE TWINS EFFECT (千機変)
2003年 中国(香港)
監督:ダンテ・ラム 共同監督:ドニー・イェン
日本公開:2004/02/28 DVD:2004/08/25

総合評価 5.0点/10点満点 (やや期待外れではあったが、美点はたくさんある)

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October 22, 2004

雑誌カラ収穫。 「DVDビデオぴあ“鈴木敏夫プロデューサー ロングインタビュー”」

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 どこよりも早く(かな?)、表紙がハウルだ。「DVDビデオぴあ」2004年10月号の目玉は、「鈴木敏夫プロデューサー ロングインタビュー(映画独り言番外編スペシャル)」で、連載のクライマックスといったところか(おかげで表紙に)。
 おそらく極めて正確に、映画としての「ハウルの動く城」のポジショニングが語られていると思われる。見事に予防線を張ったとも言える。これを読んでおけば、鑑賞の心構えは(たぶん)万全だ。中盤からピックアップすると──

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October 21, 2004

記シトキマス。 「4Kデジタルシネマ」

 東京国際映画祭(10月23日から31日まで)の会期中に、「4Kデジタルシネマ」と呼ばれる仕様による世界で初めての映画上映が行われる(参加申し込みは終了しているようだ)。選ばれた作品はなぜか、「失楽園」だ(新角川映画の最強コンテンツということなのか?)。
 4,096×2,180ドット、24fps、RGB10bit──ハリウッドの映画スタジオ7社で構成される「デジタルシネマイニシアティブ(DCI)」が推進する仕様で、次世代標準の上映方式と目されているらしい。

 ビクターの「4K2K D-LIAプロジェクター」を使用し、35mmフィルムからスキャニングした約2時間の映像の圧縮データ(非圧縮で6.5TB・JPEG2000で385GB)を、IPネットワーク経由で配信サーバーからデコーダに送る(NTTが担当。将来は光ファイバー経由で遠隔地配信も想定)。
 最初からデジタルでつくる場合の制作環境(や撮影機材)に対する影響はどうか、DLPシネマ(米テキサス・インスツルメンツ)との正当な比較はどうか、といった情報は見当たらなかった。

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October 19, 2004

家デ観マシタ。 DVD「なごり雪」(劇場で観たが再見)

 「なごり雪」(2002年)は、三浦友和(梶村祐作役)のモノローグのためか、「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群」(1988年)とセットで私の記憶にとどまりそうだ。大林宣彦監督のフィルモグラフィー中でも、近似した設定のものだと思う。ちなみに、私の中では「日本殉情伝~」は大林映画の一位か二位のポジションにある。
 ラストシーンのベンガル(水田健一郎役)に共鳴できるかどうかは、主人公たちと同じ50歳位の年齢になった時の“喪失感”の持ち方にもよるかもしれない。胸に迫るものはあったし、作品のテーマを深く刻むための描き方として見事なものだと認めた上で言うが、当時「日本殉情伝~」で感じた“取り返しのつかなさ”の方が強烈ではあった。

 かつての作品の幾つかでは、なぜかバランスを崩すようなオプチカル処理の暴走があって、それが大林映画らしさでもあったが、その点では抑制が効いたものになっている。現在の雪子の様子など“怪奇趣味”も相変わらずなのだが、破調を来たさない程度に収め、むしろ不思議な味わいを与えることに成功している。
 個人的には主題歌の「なごり雪」に思い入れがない分、やや距離感が残った(没入を阻まれた)。とはいえ、どこを取っても「大林印」になっていて、過去のいずれかの作品で気に入ったものがある人になら、お薦めできる。同じモチーフをよくもここまで展開できるものだと思うし、かなり磨き上げられたものにもなっている。

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October 16, 2004

買ヒ物ノ報告。 「イノセンスDVDコレクターズBOX」

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 お、重い。そして想像を超えて大きい。──引き取りに行ったはいいが、かなり扱いに困るものであった。「METHODS~押井守「パトレイバー2」演出ノート」を初版時に入手しそびれ、探した挙句に結局は古書店で2万円で買うハメになった苦い経験があるため、「イノセンス」演出ノートをほぼ主な目的に購入したのであるが…。
 「パトレイバー2」演出ノートは、ようやく見つけて買った1年後、2003年8月25日に復刊した(定価は2752円)。復刊ドットコムには初期に投票したのだが、進展がないのに業を煮やして古本に手を出してしまった。なかなか出回らない品でもあって、その時点では納得したので、まあいい。で、BOX内容物の詳細はまた後日(に何とか)。

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 こちらは完全に目的外。

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October 13, 2004

雑誌カラ収穫。 「PEN“名作がいっぱい 映画のデザイン”」

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 PEN No.139(2004年10月15日発行)の特集中でも、「タイトルバック・デザインの名手たち」が個人的には大ヒットだった。不覚にもノー・マークだったパブロ・フェロの項を読み、ピーター・イェーツ監督「ブリット」(1968年)を手がけたのがこの人か!(しかも現役)と知ったしだいだ(WEBサイトもあって、QuickTimeムービーの映像を見るとちゃんとクレジットが大きく出てくるのだが、昔は気に留めていなかったのだった)。
 しかも、同年にはノーマン・ジュイソン監督「華麗なる賭け」も手がけている。ハル・アシュビーが編集を受け持った作品とされているが、実はタイトルだけでなく編集もフェロが担当したらしい。センスのいいスプリット・スクリーン(画面分割)の使われ方がずっと気になっていたのだが、やっと疑問が解けた(バイオグラフィーを見たところ、やはり当時の革命的技法としてスプリット・スクリーンには自負があるようだ)。

 スプリット・スクリーンの活用で有名なリチャード・フライシャー監督「絞殺魔」が1968年だから、同時発生的なものだったと分かる。よりグラフィカルな使われ方のジョン・フランケンハイマー監督「グラン・プリ」が1966年で、こちらは同じ特集のソウル・バスの項で紹介されている。ちなみに、フライシャー監督に影響されたとも言われるブライアン・デ・パルマ監督「悪魔のシスター」(以後多用)が登場するのが1973年だ。
 1935年生まれ、スタンリー・キューブリック監督「博士の異常な愛情」(1964年)でタイトル・デビューしたというフェロのフィルモグラフィーを辿ると、ハル・アシュビー、ウィリアム・フリードキン、ジョナサン・デミといった監督との協働が多く、近年はガス・ヴァン・サント、バリー・ゾネンフェルドと組んでいる。気になるところでは、サム・ライミ監督「ダークマン」、ティム・バートン監督「ビートルジュース」といった作品も手がけている。

 なお、特集中に登場するタイトル・デザイナーは以下の5人──

 ソウル・バス(Saul Bass)
 モーリス・ビンダー(Maurice Binder)
 ファン・ガッティ(Juan Gatti)
 ランディ・ボールスマイヤー(Randy Balsmeyer; BIG FILM DESIGN
 パブロ・フェロ(Pablo Ferro; DEPABLO PRODUCTIONS

 この種の企画では常連のカイル・クーパー(Kyle Cooper)、ガーソン・ユー(Garson Yu; Yu+Co)は、R/グリーンバーグ・アソシエイツ(R/GreenBerg Associates)と共に名前だけ登場する。

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October 12, 2004

記シトキマス。 「青山ブックセンター六本木店」

 再開した青山ブックセンター(ABC)の六本木店の方に入ったら、レジ前に、藤井健二の彫刻(鉄によるアートワーク)が展示されていた。(いつまでのディスプレイか分からないのだが)近くに寄ったら、必見だと思う。

○「藤井健仁」作品を紹介しているサイト
 EXCULPTURE sculpture out of iron 藤井健仁彫刻総覧(2001年まで)
 バル(BALL) 藤井健仁 

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雑誌カラ収穫。 「季刊エス“少年少女サーカス”」

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 相変わらず盛りだくさんの季刊エス第8号(アネモネ10月号増刊・2004年10月1日発行)の特集は「少年少女サーカス」で、この雑誌ならではの絵師が顔を揃えている。中でも注目は、前号で紹介されたフー・スウィ・チン(Foo Swee Chin)を特集に参加させていることで、インタビューも併載している。
 彼女はインタビューで、お薦めのアメコミ(インディーズ系)として「JTMH」(作者:Jhonen Vasquez 出版社:Slave Labor Graphics)を挙げている。こちらも要チェックかも。また、同人誌「muZz」#1の日本語版(翻訳監修はウエダハジメ)が制作されていて、COMIXまんがの森で販売中だという。
 さらに特集には Chicken×わかば が対談付きで登場するほか 水屋美沙×水屋洋花(表紙) okama 岸田メル 榎本 カンユ 久坂宗次 来鈍 405 山田J太 明智京子(漫画) といった面々が挿絵を提供している。フー・スウィ・チンを別にすれば、画の構成力としてはChickenが一歩抜きん出ている。

 特集以外では、小林尽の「スクールランブル」と大岩ケンジの「NHKにようこそ!」についてそれぞれ、初期キャラクター設定のラフと共に、ネーム・下描き・原稿といったプロセスで素材を掲載しているのが好企画だ。
 乙一の「GOTH」も手がけている大岩ケンジのインタビューでは、マンガの構図としてステレオタイプにならないように映画の構図を意識している──特に「黒澤明の映画はすごくいい」というところが興味深かった。

 「アニメ原画の世界」第2回は「サムライチャンプルー」で、15話「徹頭徹尾」から、中澤一登による原画を15点掲載している(下船渡上段の名義で脚本・画コンテを担当し、原画と演出も手がけた回だという)。ミニインタビューもあって、私がこの人の画を好きな理由が端的に表現されている。とは──
 「今回はしなやかさに気を付けました。釣り竿のような、竹のようなしなやかさです。あんな動きがいいなあと思いまして」
 といったくだりだ。こうした感覚と、独特の揺れ動くカメラワーク、そして現在のアニメーション演出家が実現している中でも最も切れ味が鋭いと言えるデジタルワークをどう融合しているか、といった観点からの技法追求を本当は望みたいところだが、それはこの雑誌の領分ではないので…どこかに出るのを待つ。

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October 10, 2004

観テ来マシタ。 映画「アイ,ロボット」

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 堂々たる出来栄えだ。「クロウ/飛翔伝説」や「ダークシティ」のように、何年かおきに観たくなるような気にさせる映画じゃないとは思う。しかし、カルトを撮り続けろというのは酷だろう。得意の黒(闇)基調から白(光)基調に転換した挑み方も含め、念願だったというアシモフの小説の映像化を成功させたアレックス・プロヤス監督の手腕を素直に評価したいところだ。

 ハイブリッドジャンル(Sci-Fi+ミステリー+アクション+ドラマ…)の映画で、CGキャラクターを大きくフィーチャーし、スター俳優と共演させるというのは非常にリスキーだ。結果は、好き嫌いは分かれるだろうが、表現として十分に及第点に達している。あくまで“擬人化”なので、「イノセンス」のような“人形”の禍々しさを表現しようとするアニメートには負けているが。
 CGキャラクターの功績は、「ロード・オブ・ザ・リング」のウェタ・デジタル(315カット担当)のものかと思えば、サニーの登場場面は、すべてデジタル・ドメイン(535カット担当)が手がけたという(手法はゴラムと同じ)。ローランド・エメリッヒ監督の作品だとピンと来ないパトリック・タトポロスだが、NS-5や近未来のシカゴのデザインは良いと思う。

 さて、ヒューマニズムを強調しているように見えるこの映画、表面的な解説とは違った見方をできそうな要素が幾つかある。プロヤス監督の作家(あるいは職人)としての指向性がいまひとつ分からないので検証しにくいのだが、少しばかり妄想モードで戯れてみたい。(以下ネタバレ・未見の方は注意)

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October 06, 2004

雑誌カラ収穫。 「Anime Studio Vol.1」

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 また不思議な雑誌が現れた。宙出版のAnime Studio Vol.1(2004年10月8日発行)は、その版元のラインナップを見ても、どういう文脈から登場したのか、理解しがたいところがある。しかし、編集企画は冴えている。
 メーンのコンテンツを挙げると、「鉄人28号 追悼 横山光輝」「ロングインタビュー 出崎 統かく語りき」「韓国アニメの野望」といった特集、それに「会社の数だけドラマがある アニメ制作会社訪問~GDHグループ・ゴンゾ~」など、伝えるべき情報を的確に押さえている感はある(商業誌としてビジネスになるかには疑問も残るが…ちなみに価格は945円)。

 31ページある「鉄人28号~」に今川泰宏監督が登場しないのは寂しいが、16ページある「出崎 統~」では「Air」について掘り下げ、同「韓国アニメ~」では日本の制作会社とのパートナーシップ、オリジナルの振興、3DCGの発展、60年代からの略史などを複眼的に扱っていて良い(なお版元は「冬ソナ」で結構稼いでいる模様)。
 クリエイター重視の姿勢が頼もしい。ただ、人選はかなり通向けと思われ、半可通の私にはついていけないところもあった(「Creator's History 音楽家 梶浦由記」「クリエイター対談 うるし原智志VS結城信輝」など)。

 参加している“絵描き”も、火浦R(単独コラム)、後藤圭二(きむらひでふみ、門之園恵美とのユニット「gimik」によるコラム)、すぎやま現象(小説「ひと夏の冒険 キューティーはニー外伝」の挿絵)と、いい線を行っている。
 次号は11月30日発行の予定。「ガイナックス特集号」になるそうだ。

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