June 08, 2005

そこで“初”と来ましたか。 LORELEI再起動

 8月19日のDVDリリースに向け、アナウンスが始まった。プレミアム・エディションは8295円で、特典ディスクは2枚。内容は、まだ未定ということです。
 それにプラス1枚。なるほどそういう趣向ですか。『SANSPO.COM』2005年6月1日付“ローレライのDVD8・19発売!邦画初のUMD化も”からです。

 注目は、本編を収めたDVDに加え、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の専用ソフト「UMD」に本編をまるごと入れており、屋外で移動しながらでも映画を鑑賞できる。邦画作品がUMD化されるのは、同作品が初めて。UMDには本編以外にもゲームソフトなどの特典も入る予定。“1粒で2度”楽しめそうだ。

 1粒で2度、というのは報道としては微妙な表現ですね。本編+ゲームという意味なのであれば、それは稀有というわけではないでしょうし(多くもないでしょうが)、DVD+UMDという意味なのであれば、それはやはり2粒なので。PSP持ってませんから。

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April 16, 2005

予想。 え、気が早い? LORELEI航跡追尾

 「はてな」の使い勝手がとてもいいので、兄弟ブログのほうは元気に更新してます。で、こちらには懲りずに『ローレライ』ネタを。

 樋口真嗣監督のことを、私は勝手に“特典番長”と呼んでます。その神出鬼没ぶり。DVDパッケージ文化で果たしてきた役割は、唯一無二ではないか、とさえ。
 『ガメラ』のメーキング本(や『ローレライ』の画コンテ集)などに明らかなように、自身の仕事を振り返って書き留める手際も半端じゃありません。
 さて、そのこだわりがどう出るのか、『ローレライ』パーフェクト・コレクターズ・エディション特別版(?)で。

 例えば、オーディオ・コメンタリー(AC)。濃い目の作品では、いまや3トラックも珍しくありません。「2つで十分ですよ」なんてウドン屋のおやじみたいなことは、口が裂けても言えないはずです。4つで行くしかない、こうなったら。じゃなきゃ、話題になりません。
 そこで、深く静かに潜航してるだろうDVDパッケージ計画に思いを馳せ、ACのラインナップを予想(というか妄想)してみました。

・第1トラック
 樋口真嗣(監督)×福井晴敏(原作) 後見人:甘木モリオ(プロデューサー)
 本(浮上!)が出てますが、やっぱこれは欠かせないでしょ。
・第2トラック
 樋口真嗣(監督)×亀山千広(製作)
 2人でいいかが悩みどころ。途中でちょっと特別ゲスト、本広克行監督なんてのはどうか。
・第3トラック
 尾上克郎(監督補)×大屋哲男(VFX P)×佐藤敦紀(VFX S)
 『さくや~』ACで名手綱さばきを見せた尾上、監督の良き相棒・佐藤の両名は是非。ゴジモス組から参戦した大屋を加え、技術面をきっちりと。時おり乱入で、監督も。
・第4トラック
 香椎由宇×佐藤隆太×ピエール滝 後見人:樋口真嗣(監督)
 若手(新進)俳優で賑やかに、というのは可能性大。初々しい目で撮影現場の回顧を。

 どうでしょ? それから…おっきな人形(ガ○ノイドとか)は希望しません。

PS
「画コンテ集」特装版(ハードカバー)なら欲しいな。
 

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April 08, 2005

整理。 『ローレライ』の大ヒット LORELEI航跡追尾

(こちらを久しぶりに更新します。鑑賞後、随分時間が経ったような気がしますが、公開はまだ「半ば」ということのようです。この映画の大ヒットを検証することは、かなり重要なことだと思っています。結果的には原作もののような見かけになってはいますが、アニメ諸作や『踊る~』のような人気TV番組、あるいはベストセラー書籍で(物語背景やキャラクター設定の)下地と認知をつくった上でヒットさせた映画とは全く異なる、監督によるオリジナル企画として生まれたものなのですから。またもBlogらしからぬ体裁になってしまいましたが、書き留めます)

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March 08, 2005

鑑賞。 「ローレライ」(劇場) LORELEI起動

 『ローレライ』、観て来ました。こうして欲しかった、という欲求を抱いた個所も幾つかありますが、国産の娯楽活劇として稀有な快作になっていると思います。泣けました。清々しさを持った(ある意味では邪悪な面が乏しいのかもしれませんが)作品となっているのは、監督の優しさとナイーブさ、そして倫理観の表れなのかと受け取っています。詳細な感想は、少し時間を置いてまとめようと思います。

 劇場パンフが良心的な出来です。永野寿彦による監督インタビューや大森望による原作者インタビュー、主要キャストに対するインタビュー等が丁寧に行われていて、監督による初期イメージボード(6点)、佐藤敦紀・VXFスーパーバイザーによるVXF解説、米国側(サウンドデザイン等)の制作現場ルポやインタビューなど、「COMPLETE GUIDE」(角川書店)とダブらない内容も結構あります。700円也。

(鑑賞:2005/03/07)

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March 04, 2005

ゴジとガメラ、あるいはシュレイダー兄弟 LORELEI予行演習

(公開目前だが、観に行けるのは来週に入ってからか…)

 『ローレライ』を追いかけてみたい、という気持ちにさせるのは、“ハリウッドにも日本にも面白い映画はあるが、でも何かが欠落している”という思いのもと、“(自分は)こんな映画が観たかったんだ”という作品に出逢えることの喜びを、何よりもつくり手が自覚し、その欲求に応え得る娯楽映画の王道を目指そうとしていることが、よく分かるからだ。

 ワールドワイド、オールタイムという条件なら色々な作品に巡り逢う機会があるのだろうが、“こんな映画が観たかったんだ”という“日本”の作品に“リアルタイム”で出逢える可能性となると、その確率は幾何級数的に減る。私にとっては、数少ないそのうちの一本と言っていいのが、長谷川和彦監督による『太陽を盗んだ男』(1979年)だったりする。
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February 27, 2005

観覧。 「戦争とだれ場(renamed by 樋口真嗣)」…もとい LORELEI予行演習

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Howling in the Night 2005
PAX JAPONICA Project 押井守戦争を語る

期日:2005年2月26日(土)
場所:六本木ヒルズ・森タワー40階 アカデミーヒルズ
会費:3000円(税込)

 2回目(2003年)からの参加で、聴講は今年で3度目となる“2・26イベント”です。特別ゲストが樋口真嗣監督ということもあって、かなり盛り上がりました(軍事的な話については前2回の方が濃かったという印象ですが)。発言内容などを公知のものとしない、ということがルールのイベントなので、アウトラインしか書けませんが、ご容赦を。

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February 25, 2005

雑誌。 「フィギュア王“鋼鉄の魔女、浮上せり!”」 LORELEI予行演習

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フィギュア王 No.85
ワールドフォトプレス
2005年3月30日発行 990円(税込)

 樋口真嗣監督が連載を持っている「フィギュア王」でも特別企画が組まれている(P.6-9)。監督インタビュー(約900字)は簡にして要を得たものとなっていて、短いながらこれまで読んだ記事には出ていない観点のコメントもあった。見出しは「東宝8・15シリーズへのオマージュとか、そういう思いはまったくなかったけど、自分に染みついたものが無意識に出てくるんでしょうね(笑)」というものだ。

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February 24, 2005

雑誌。 「ローレライ」3題 LORELEI予行演習

 雑誌(MOOK)での紹介記事がかなり出てきている。中では、「映画秘宝」の福井晴敏インタビューが踏み込んだ内容になっていて面白いが、ストーリー展開を予測させるようなコメントが少しあるので、余計な事前情報をインプットしたくない人は、鑑賞後に読む方がよいかも。
 他の記事は、映画の内容自体の露出をだいぶ制限している感がある。時間がある時に、「ローレライ CHARACTER FILE」(ガンダムエース4月号増刊)なども合わせて整理したい。

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February 19, 2005

記録。 「HMV presents "ローレライ” キャンペーン」 LORELEI予行演習

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 2005年2月24日(木)~3月13日(日)の期間中、HMV心斎橋には「ローレライ・システムのテーブル」、HMV渋谷には「パウラの椅子」「パウラのコスチューム」「伊507ミニチュアモデル」といった撮影で使用したアイテムを展示するそうだ。両店で、樋口真嗣監督などによるトーク・イベントも予定されている。

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February 13, 2005

雑誌。 「Newtype“発進よし! ローレライ”」 LORELEI予行演習

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Newtype 2005年3月号
角川書店
740円(税込)

 「この映画を見て思ったのは、従来の日本でつくられてきた戦争映画の領域からようやく抜け出した映画ができたということ」──。との押井守監督の言葉に応じ、樋口真嗣監督が「ローレライ」における“戦争”の取り扱い方(取り扱い上の注意)を語っている。
 約3000字の対談。興味深いのは、冒頭のような位置付けを踏まえた上でさらに、「アニメ的な感性(と技術)」によって実写映画をつくる際のテーマとして押井監督がかねてより持論を展開する“キャラクターの実存性”についてまで、話が及んでいることだ。

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February 09, 2005

雑誌。 「週刊朝日“マット・デイモン VS 福井晴敏”」 LORELEI予行演習

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週刊朝日 2/11号
朝日新聞社
2005年2月11日発行 300円(税込)

 超異色対談“マット・デイモン VS 福井晴敏”「アクション映画の明日はどっちだ」と題され、「ハードなアクション映画のあるべき姿」を語り合う内容だ。相手が「ボーン・スプレマシー」のキャンペーン来日中なので、形としては福井は聞き役に回っている。

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February 02, 2005

雑誌。 「宇宙船“LORELEI SPECIAL INTERVIEW”」 LORELEI予行演習

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宇宙船 117 (2005年3月号)
朝日ソノラマ
2005年3月1日発行 1000円(税込)

 樋口真嗣監督に対するインタビューを1ページ(約3150字)を使って掲載している(+映画紹介が2ページ)。キャッチは“「9.11」の瞬間、描こうとしていたラストシーンが崩れ落ちてしまったんです。”というものだ。

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January 30, 2005

雑誌。 「特撮エース“爆発道場”」 LORELEI予行演習

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特撮エース No.007
(Newtype THE LIVE 2月号増刊)
角川書店
2005年2月1日発行 650円(税込)

 初号試写の期日(2004年12月10日)に合わせ、「第7発」は特別企画。「ひとつのゴールにたどり着いた心境を赤裸々に語り合おう」というものだ。題して「『ローレライ』~審判の日~」。

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January 26, 2005

雑誌。 「グレートメカニック 15 大特集“潜水艦”」 LORELEI予行演習

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グレートメカニック 15
双葉社(好奇心ブックシリーズ)
2005年1月15日発行 980円(税込)

 「潜水艦」大特集だ。潜水艦の基礎知識、潜水艦のメカニズム、福井晴敏スペシャル・インタビュー「『ローレライ』と潜水艦を語る」(5ページ)と合わせ、潜水艦作品を紹介している。ムックとしての性格上、アニメなども交えているところが興味深いので、製作年順に並べ直してみた。

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January 25, 2005

書籍。 「ローレライ、浮上」 LORELEI予行演習

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ローレライ、浮上
福井晴敏+樋口真嗣(著) 氷川竜介(編)
講談社
2005年1月25日発行 1365円(税込)

 「宮崎駿が『ナバロンの要塞』を撮り、そこに富野由悠季のテイストを入れたらどうなるか」(p.028)といった“商品コンセプト”から始まった企画を、内輪ノリではない「オープンエンターテインメント」(p.162)として、どのように着地(浮上)させたのか。足掛け5年に及ぶ、「ローレライ」完成までの凄まじい変転の様が語られている。

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January 13, 2005

記録。 「ローレライ」2題 LORELEI予行演習

 CS(フジテレビ721+739)にて、「ローレライ」メイキングのプログラムが組まれている。1月は#1「樋口真嗣監督×庵野秀明 対談」、来月は#2「樋口真嗣監督×福井晴敏 対談」を放映するとアナウンスされている(映画公開は3月5日)。
 中で映像を紹介していたが、凄い!! 樋口監督ならではのサプライズのあるショットが惜しみなく繰り出されているようだ(戦闘シーンの画コンテに庵野秀明が協力)。つくった側も確実に手ごたえを感じていること伺わせる番組内容だった※1。

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December 08, 2004

雑誌カラ収穫。 「週刊ポスト“著者に訊け!”」

 樋口真嗣監督「ローレライ」の公式サイトは、まだ最小限の情報しか載っていないが、ちゃんと開設されていた。(以上・12月2日の続き)

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 事のついでに、週刊ポスト 2004年12月17日号「著者に訊け!」に福井晴敏インタビューが掲載されていたので記しておく。短編集「6ステイン」をレビューしたものだ。日本の現在をどう認識しているのかが分かる部分があるので、少しだけ引用する。

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December 06, 2004

記シトキマス。 「福井晴敏オフィシャルサイト」

 久しぶりに回ってみたら、「福井晴敏オフィシャルサイト(Official Web Site)」が、11月にリニューアルしていたようだ。週刊モーニング 2005年1号(12月2日発売)からの漫画版「亡国のイージス」(原作・監修:福井晴敏、漫画:横山仁)の連載開始に合わせたものだろう(2004年52号で特別読み切りを掲載)。
 “リンク”から、HERALD ONLINE内に「亡国のイージス Official Web Site」(映画版は阪本順治監督)が既にあることも分かった。「ローレライ」(樋口真嗣監督)のサイトも、そろそろあってよさそうなものだが…。蛇足ではあるが、“管理人の部屋”の12月4日付に「福井結婚おめでとう。」との記載があった。

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July 03, 2004

雑誌カラ収穫。 「特撮エースNo.004」

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 連載の「爆発道場」のみが目当てで手にした特撮エースN0.004(Newtype THE LIVE 8月号増刊)。映画「ローレライ」製作中でもあるので、もしや休載ではとも心配したが──ご丁寧に1冊ずつ紐で縛られていて(書店にあったのは1冊だけだが)確認しようもない。えいや!で購入した。
 で、案の定。待ち受けていたのは、「考えられない事態」(by 福井晴敏)だった。説明しておくと、この連載企画、樋口真嗣と福井が“爆発映画”を肴に(DVDなどを観ながら)濃い対談を繰り広げるというもの。福井が自ら、対談原稿を起こしているのだそうだ。今回のお題は「インデペンデンス・デイ」(のはずだった……)。

 何が起こったかは、本誌の方で。まあ予想はでき得ることなのだが、その非常事態を福井が力技で乗り切って8ページ、読ませる・笑わせる。樋口自身の手になると思われるレアな特撮写真付きだ(いいのか大監督)。
 福井は、「ローレライ」では国民映画を目指し、「「サブカルで培われたスキルをメジャーに取り込み、邦画の殻を打ち破る」ことを目的のひとつとする」と記している。今回、「普通に面白い映画」をお題に選んだ裏には、「「普通であることの強みと弱み」を検証し、樋口真嗣の才気走った部分との中庸を見出したいとの目論見もあった」という。
 といった重要な問題提起が、ある意味では大空転し、ある意味では見事に着地する(してない?)。この展開が“やらせ”(狙い)だったらスゴイが、そう言ってしまっては福井に気の毒か(「半分は妄想」とも書かれているが)。

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